日本遺産シンポジウム開催
2017-08-19


日本遺産シンポジウム開催

 小樽市が認定を目指す文化庁の「日本遺産」事業について、市民向けのシンポジウムが経済センター7階で開かれました。

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 たくさんの市民が集まり、興味深く聞いていました。


 かねてより日本遺産認定を目指すよう議会からはたらきかけていた私も、大いに興味を持って参加させてもらいました。 

 現在、小樽市はこれまで教育委員会が文化財との関わりから認定に向けてのとりくみを行っていましたが、文化財活用の観点から観光を担う産業港湾部に日本遺産専門の担当を置いて進める体制に改められました。その最初の具体的なとりくみになるのが今回のシンポです。


 これまでに小樽市は複数自治体が共同で認定を受ける「シリアル型」では、今年認定を受けた酒田市などが中心の「北前船」の追加認定を目指すことを表明していますし、空知地域がすすめる「炭 鉄 港」(石炭 鉄道・鉄生産 港湾をむすんだ歴史ストーリー)にも積極的に関わることとしています。一方、小樽市単独で認定を目指す「地域型」もその認定条件である「歴史文化基本構想」を策定中で、これと同時にストーリー作りも進めていかなければ2020年のタイムリミットに間に合わない状況にあります。

 

 私が今回のたくさんの有益なお話の中で、もっとも印象に残ったのは、パネラーの皆さんがおっしゃっていた「単に歴史文化遺産を観光資源として活用するのではなく、地域住民がこのまちに住むことに誇りを持てる「市民プライド」を市民自身が生みだし、将来の「まちづくり」「地域づくり」の将来像につながっていくことの重要性についてでした。

 また、そういう市民が支えるしくみがなければ、日本遺産認定を持続していくことも難しいというお話もありました。その意味で今回のシンポジウムに大勢の市民の皆さんが参加されたことには意義があったと思います。

 

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 丁野先生の具体的お話は今後の指針となります。


 さて具体的なシンポの中身についてもう少し。


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