第1回市議会定例会を終えて@
2018-03-26


 予算特別委員会で修正案が可決した後の新聞取材に森井市長は「予算に一部の議員が協力しない状況は大変残念。」と述べましたが、私は総務常任委員会で単純に「一部の議員ではなく、全員が認めなかったのではないか。」と質問しました。この答えを出すのに1日議会ストップさせた上で「事実はその通りだが、一部の議員はハナから反対していると思っていた。その思いを言っただけだ。」意味判りますか。子どもがウソをついてしかられたとき「だって僕はそう思っていたんだもん。」と言い訳しているのと変わりありません。もちろん謝罪の言葉はありません。


特徴Bについて

 稚内市では新年度予算全額が否決されました。その際稚内工藤市長は「市政運営の責任者として市民にお詫び申し上げる。市民生活に影響が出ないようにしたい。」と述べました。一方、森井小樽市長は「事故が発生した場合議員はどう責任をとるのか。議員が予算に協力しないのは残念。」この差は一体なんでしょうか。自分の思いを退けられたとき、どう対応すべきなのでしょうか。ちなみに稚内では、後日市長が修正案を臨時議会で提案し可決されています。


特徴Cについて

 私はこれまで市長に対し、繰り返し民主主義のルールについて言ってきました。しかし、何度言ってもダメです。

市長「予算に一部の議員が「協力」しない状況は大変残念。」

  →議会は議決はするが「協力」義務はない。

市長「いまだに議会が民意を反映しようとしないのは悲しい。民意を尊重できないのは民主主義ではないから、残念。」

  →いまだに「民意」が市長にしかないと思っているのが悲しい。自分は市民に選ばれたという強烈な自負があるのでしょうし、そこが彼の拠り所なのでしょう。しかし、「市長である自分にこそ民意がある。だから自分に従え。」と言えば言うほど、2元代表制の基本理念から遠ざかるということをなぜ理解しようとしないのでしょうか。

 市議会議員もまた民意により選ばれた存在であり、それは独裁者による悲惨な歴史を繰り返さないためのストッパーの役目を果たすための人々の知恵です。これらの歴史と役割を認めようとしない権力者、為政者はとても危険です。


 森井市長。「民意を尊重できないのは民主主義ではない」そのとおりです。ですが、市長ご自身にとって都合の良いことだけを言う民意だけが民意という訳ではないのですよ。自分の無理解をさらしてしまう恥ずかしいことを主張するのは止めた方が良いです。

 

 


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